Kurogane No Michi
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韓国鉄道庁のミカサ形蒸気機関車設計の経緯

朝鮮鉄道局向けのミカサ形は大正15年(1925年)に朝鮮鉄道局車両係長福見貞治の指導のもと西山重道が主要寸法を定め、汽車製造株式会社の加藤剛介がそのあとをひきうけ設計されました.以下の様な特長があります.
  1. 重量はミカニは重すぎるのでミカイ程度とする
  2. シリンダ直径はミカイは小さすぎ、ミカニは大きすぎるため、その中間とする
  3. ミカイとミカニの燃料は撫順炭または内地炭(九州炭)の発熱量7,000kcalを規準とした火床面積であったが、発熱量5,500kcal程度の朝鮮産褐炭を混ぜて、発熱量6,250kcal程度の石炭の使用を前提としたとした火床面積とする
  4. 燃焼室(日本内地、鮮鉄、満鉄で初めて燃焼室を設ける
製造納入の結果、非常に好成績であったので、朝鮮鉄道標準機関車として採用されたほか、華中鉄道および西鮮中央鉄道でも使用されました.
(参考:汽車会社蒸気機関車製造史 1972年 交友社)

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