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ダージリン・ヒマラヤン鉄道の駅その他

ダージリン駅

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山側の終点で、ニュー・ジャルパイグリまたはクルセオンからの直通列車の到着・折返しの拠点です。また現在は、観光運転のジョイライド(ダージリン~グーム間往復)の起点でもあります。

クルセオン駅

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1978年当時の列車ダイヤは、ニュー・ジャルパイグリ~ダージリン往復が2本、クルセオン~ダージリン間の往復が1本でした。

トロッコ

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当時は貨物輸送も行われていたのですが、貨車はほとんど見かけませんでした。貨物輸送は度重なる運休などにより道路輸送に移転し、1993年には完全に終了しています。客車に連結したおそらく事業用のクルセオン駅で列車に連結したトロッコを見かけました。その後、トロッコが自走しているのも見かけました。山を下って自走するトロッコはかなりの速度で山を下りていきました。

ダージリン市街

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ダージリン市は人口12万人ほどで、1835年に当時のシッキム藩王がイギリス側に譲渡したのを始まりとして避暑地、軍事拠点として開発が始まり、その後お茶の栽培も始まりました。1860年代にヒル・カート・ロード(道路)が開通し、1881年にダージリン・ヒマラヤン鉄道が開業して、イギリスの避暑地として、学校や修道院などの施設が整備されて栄えました。インド独立後は「ダージリン」の名を冠した茶葉の生産地として、あるいは観光地として整備され、1999年に世界遺産「インド山岳鉄道群」の一部を構成するとしてダージリン・ヒマラヤン鉄道が登録されました。

タイガーヒル

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せっかくなので少し観光もしました。ダージリン中心部から約11kmほどのところにある展望地で、標高は約2,590mほどです。日の出前にジープで向かいます。雲海の上に遠く見えるのは、カンチェンジュンガ連峰(Kangchenjunga Range)です。写真中央やや右の鋭い三角形のピークはクンバカラナ/ジャヌー(Kumbhakarna / Jannu, 7710m)、その右側の大きく盛り上がった塊がカンチェンジュンガ主峰(8586m)とその衛峰(中央峰・南峰)です。もっと左に雲がなければエベレストの頂上附近が見えるとのことでしたが、このときは見る事ができませんでした。

乗車券・入場券

DHR 乗車券・入場券

クルセオン駅とダージリン駅で乗車券・入場券を購入しました。エドモンソンA形券で英語とヒンディー語、ベンガル語で書かれています。駅はどこからでも入れるにもかかわらず入場券もありました。入場券は50パイサ(1ルピー=100パイサ、当時のレートで約13円)で2時間有効、改札時に時間の数字に入鋏する仕組みでした。左下の乗車券はダージリンからコルカタのシアルダ(Sealdah)駅までの子供券です。この区間の営業キロ(運賃計算上で実際のキロ数と異なる)として885km、運賃は18ルピーでした。