2010年4月 苗栗鉄道文物展示館 |
DT560形は日本の9600形を原形とした台湾鉄路局独自の形式の機関車でアメリカのアルコ社スケネクタディ工場で1919年~1920年に14両製造されました.その内の5両は「微粉炭」使用に改造されました.微粉炭とは、石炭を細かい粉状にして空気と一緒に送り込み完全燃焼させるというもので、燃焼効率が良く煙りも発生しないという利点がありますが、吸湿して固まりやすく不純物が混入すると爆発するという欠点があります.実際に爆発事故が発生したため、のちに通常形に復元されました. |