上海鉄道博物館 平成19年(2007年)6月 |
KD7形とはコンソリデーション(軸配置1D)の略号で、その7番目の形式ということを表しています.また"団結形"あるいは"鞏固形"とも呼ばれました.第二次大戦後の復興援助物資として1946~1947年にアメリカのボールドウイン、アルコおよびリマで160輌製造され、UNRRA(連合国救済復興機関)から当時の中華民国に送られ、上海、杭州その他地域で使用されました.その後中華人民共和国が成立し、アメリカと中国は対立状態になったため、中国における最後のアメリカ製蒸気機関車となりました.1986年当時、上海郊外の南翔では入換用として使用されており、廃車となって放置されている車体も多く見かけました.この後1988年に全廃されました. |
軸配置 | 2-8-0 | 付熱全面積(m2) | 256.93 |
炭水車空車重量(t) | 26.75 | 水タンク容量(m3) | 23.0 |
運転整備動輪上重量(t) | 78.24 | 燃料搭載量(t) | 10.0 |
機関車・炭水車重量(t) | 140.0 | 平均軸重(t) | 19.55 |
動輪直径(mm) | 1,520 | シリンダ、直径×行程(mm) | 560×710 |
缶圧力(kg/cm2) | 15.80 | 火格子面積(m2) | 4.10 |
全長(mm) | 20,370 | 機関車固定軸距(mm) | 5,563 |