台湾LC12→LCK30蒸気機関車
この形式の機関車は、コッペル製と日本車輌製の2輌です。コッペル製の1輌は大正元年(1912年)に製造され、元は軽便鉄道規格で敷設された国鉄の湧別軽便線で使用されたケ200形のケ204でした。同形の機関車は7輌が使用されました。しかし、国鉄線でありながら軌間762mmであったため不便が多く、1067mmに改軌されたことから、この機関車も大正6年(1917年)にいったん廃車となりました。その後、ケ204は台東製糖に売却されて台湾に渡り、現在の台東線にあたる台東~里壠(現・関山)間で使用されました。大正11年(1922年)に、この機関車が使用されていた区間が台湾総督府に買収され、台東線の一部となりました。台湾総督府の鉄道年報によればこの機関車は32号となり、その後、昭和3年(1928年)の形式称号改正によりL30形、昭和12年(1937年)にLC12形LC1230となりました。戦後は台湾鉄路管理局に引き継がれてLCK30形LCK31となり、現在は花蓮県新城郷の光隆博物館入口外側で保存されています。もう1輌のLCK32は、日本車輌で昭和3年(1928年)に製造されました。当初は36号で、その後の形式称号改正により昭和12年(1937年)にLC12形LC1231、戦後にLCK30形LCK32となりました。どちらも1960年代末に廃車となったもようです。
LC12→LCK30蒸気機関車 諸元
| シリンダ直径×行程(mm) | 260×400 | 全長(mm) | 5,910 |
|---|---|---|---|
| 缶圧力(kg/cm²) | 12.37 | 全幅(mm) | 1,920 |
| 火格子面積(m²) | 0.53 | 全高(mm) | 3,055 |
| 全伝熱面積(m²) | 30.07 | 缶中心線高(mm) | 1,625 |
| 機関車運転重量(t) | 15.4 | 動輪上重量(t) | 15.4 |
| 炭水車運転重量(t) | - | 動輪直径(mm) | 800 |
| 燃料搭載量(㎥) | 0.86 | 最大軸重(t) | N/A |
| 水槽容量(m³) | 1.45 | 軸配置 | 0-6-0T |