D50140 平成17(2005)年11月 梅小路蒸気機関車館 |
大正時代後半から増加した貨物輸送に対処するため9600形より強力な機関車が求められ、大正12年(1923年)から昭和6年(1931年)に汽車製造、日本車輌、川崎、日立で380両が製造されました.当初は9900形と呼ばれていましたが、昭和3年にD50形と改称されました.各地の幹線貨物輸送に使用されたました.そのうち一両が中国大陸の華北交通向けに改造して供出され、戦後ミカ16形となり昭和28年(1953年)にJF16形となりましたが昭和30年(1955年)時点で形式消滅しています.車体が重いため貨物用蒸気機関車の主力がD51形、D52形に移るなかで、地方の線区に移動しました.その後78両がD60形に改造されましたが、最後は昭和46年(1971年)まで使用されました.現在2両が静態保存されています. |
軸配置 | 2-8-2 | 付熱全面積(m2) | 222.30 |
機関車運転重量(t) | 78.14 | 水タンク容量(m3) | 17.0 |
動輪上重量(t) | 58.79 | 燃料搭載量(t) | 12.0 |
炭水車運転整備重量(t) | 49.0 | 缶中心線高(mm) | 2,500 |
軸重最大(t) | 14.9 | 全長(mm) | 20,030 |
動輪直径(mm) | 1400 | 全高(mm) | 3,955 |
シリンダ、直径×行程(mm) | 570×660 | 機関車長(mm) | 11,928 |
缶圧力(kg/cm2) | 13.00 | 炭水車長(mm) | 7,340 |
火格子面積(m2) | 3.25 |