C57110 昭和47(1972)年8月 伊勢市駅 |
C55形の増備用改良形として製造された亜幹線用の旅客用機関車で、昭和12年(1937年)から昭和21年(1946年)に、川崎、汽車製造、三菱、日立で201両が製造されました.この形式より動輪が箱形輪心となった.戦争中の昭和17年(1942年)からは貨物用機関車の増備のため製造を中止していたが、戦後再開しました.とくに最後の4次形は外見寸法とも異なりC61形に近い外見をしています.同形機は台湾でもCT270形として使用され、特に昭和28年(1953年)にアメリカの援助で台湾に輸出した一次形8両は最後に製造された国鉄形蒸気機関車となりました.国内では、昭和50年(1975年)まで使用され、国鉄現役最後の蒸気機関車による客車列車を牽引しました.現在梅小路蒸気機関車館の動態保存機C571が山口線を中心として運転されているほか、JR東日本でもC57180が磐越西線で運行中です.そのほか約34両が静態保存されています. |
軸配置 | 4-6-2 | 付熱全面積(m2) | 168.80 |
機関車運転重量(t) | 67.50 | ボイラー水容量(m3) | 6.00 |
動輪上重量(t) | 41.32 | 水タンク容量(m3) | 17.0 |
炭水車運転整備重量(t) | 48.00 | 燃料搭載量(t) | 12.0 |
軸重最大(t) | 13.96 | 缶中心線高(mm) | 2,400 |
動輪直径(mm) | 1750 | 全長(mm) | 20,380 |
シリンダ、直径×行程(mm) | 500×660 | 全高(mm) | 3,945 |
缶圧力(kg/cm2) | 16.00 | 機関車長(mm) | 12,960 |
火格子面積(m2) | 2.53 | 炭水車長(mm) | 7,320 |